Japan Society of Next Generation Sensor Technology

第20回センサテクノスクール
「次世代センサ・アクチュエータの基礎から最先端技術」

5月26日に多数の方のご参加で、盛会裏に終了いたしました。
当日配布の資料を¥3,000(税・送料込)にて販売いたします。
購入ご希望の方は、下記宛e-mailかFAXにてお申し込みください。
追って資料と請求書をお送りいたしますので、代金は銀行振込にてお願いいたします。
次世代センサ協議会事務局 e-mail sensor@cnt-inc.co.jp FAX. 03-5294-0909

日 時:  2011年5月26日[木] 10:00〜16:45

場 所:  化学会館5F 501号室 (千代田区神田駿河台1-5)

主 催:  次世代センサ協議会

協 賛:  [社]電気学会、センシング技術応用研究会、[財]マイクロマシンセンター、
      [社]日本電気計測器工業会、安全工学会、MEMSパークコンソーシアム    
     

開催趣旨
 次世代センサ協議会では、若手研究者・技術者の方々を対象としたチュートリアル的な教育の場といたしまして、また中堅技術者・管理職
の方々が最先端技術の情報を得る場といたしてもご活用いただけいるよう、毎年「センサテクノスクール」を開催いたしております。
 本年は、マイクロ・ナノ化学、MEMS、加速度センサ、磁気センサ、バイオセンサなどに関しまして、各分野の著名な講師の先生方に、
「基礎と応用」あるいは「現状と将来」について分かり易く講演をしていただく予定です。
 奮ってご参加ください。

プログラム

10:00-11:00 マイクロ・ナノ化学システムの現状と展望
 様々な化学機能を高度に集積化するマイクロ化学の基盤技術・方法論が確立され、医療・環境・バイオ・食品など様々な分野で
 実用システムが構築されつつあり、一部製品化もされるようになった。また、新しい科学領域としてナノ化学が注目されており、
 ナノ空間特有の様々な物理化学特性が明らかにされ、これらの特性を利用した新しい分析法への展開がなされつつある。
 そこで、これらの現状と今後の展望について紹介する。

                            東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻 教授 北森武彦氏
11:00-12:00 MEMSに適したセンシング原理と構造
 微小構造をもつがゆえに、MEMSセンサには適したセンシング原理がある。寸法効果により支配的となる物理法則をあげな
 がら、カンチレバーを利用した計測、光を利用した計測の原理などにより触覚や視覚や嗅覚に相当する機能が得られることを
 示し、これをMEMSで実現するための構造と、そのファブリケーションについて紹介する。

                    東京大学 大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 教授 下山 勲氏   
12:00-13:30      昼 休 み
13:30-14:30 加速度センサの基礎と開発動向
 本講演では、技術的に成熟期に入ったMEMS加速度センサについて、原点に立ち返って理解を深めるため、各種検出方法
 や構造の特徴など基礎的事項の解説を行うとともに、現在までの開発の歴史を振り返り、さらに最近の開発動向について紹
 介する。

                              千葉工業大学 工学部電気電子情報工学科 教授 室 英夫氏
14:30-15:30 磁気センサの基礎と応用
 磁気センサの歴史は古く、既に様々な用途で使用されているが、今後も省エネ・グリーンエネルギー化の流れの中で更なる
 アプリケーションの拡大が期待される。本講演では、ホール素子を中心にその材料と特徴、また、ホール素子を用いた電流
 センサや位置検出用途等について応用を例示しながら最近の動向について紹介する
                      旭化成エレクトロニクス[株] マーケティング&セールスセンター
                                 磁気センサー事業グループ 事業グループ長 寺田正人氏
15:30-15:45      休   憩
15:45-16:45 バイオセンサの基礎と生体計測への応用展開
 バイオセンサの基礎を解説すると共に、生体材料や機能性高分子材料を用いたバイオデバイス及びアクチュエータについて、
 医療や健康科学への応用も含め紹介する。


                          東京医科歯科大学 生体材料工学研究所計測分野 教授 三林浩二氏